会社で働いている際のお悩みは多くあるのですが、その中でも「人間関係のトラブル」「労働環境の悪さ」この2点がとても多いご相談です。
これらのストレスフルな環境に巻き込まれると、多くの方が心身の不調に陥ります。
その際に、弊社にご相談いただく内容としては、
・どうすればこの状況から抜け出せるのか
・休職すると今後のキャリアに不利になるか
・心療内科などの通院は転職に影響があるのか
このようなものがあります。
今回のコラムでは、以上のようなお悩みをお持ちの方に1つずつ解決していければ考えております。
1)勇気を出して休むこと
メンタルの不調、また体の変調などが日常的に感じ始めたら、まず大切なことは「休みを取ること」です。
・働く場所や、働いている人とは距離を置くこと
・自分が落ち着くと感じる環境に身を置くこと
この2点がとても大切になります。
責任感と感受性の強い人ほど心と体に負担を感じやすくなります。そのために、
「取引先との仕事が残っている」
「代われる人がいない」
と考えてしまうかもしれません。
ただ企業という組織で働くことは、他の方がフォローするシステムを持つということです。
またその分の責任と対価も上役が持っています。
良い意味で、貴方が休まれていても自社も取引先も倒産することはありません。
他の方に任すこと、自分が休むことも大切な責任と考えてみてください。
休むことで、少しずつ心の余裕が生まれてくると思います。
・働く場所や、働いている人とは距離を置くこと
・自分が落ち着くと感じる環境に身を置くこと
この2点がとても大切になります。
責任感と感受性の強い人ほど心と体に負担を感じやすくなります。そのために、
「取引先との仕事が残っている」
「代われる人がいない」
と考えてしまうかもしれません。
ただ企業という組織で働くことは、他の方がフォローするシステムを持つということです。
またその分の責任と対価も上役が持っています。
良い意味で、貴方が休まれていても自社も取引先も倒産することはありません。
他の方に任すこと、自分が休むことも大切な責任と考えてみてください。
休むことで、少しずつ心の余裕が生まれてくると思います。
2)相談相手を見つけること
次に大切なことは、専門家に意見を求めることです。
a) 心身の不調の際には、心療内科を利用されてみてください
初めは行きにくいと思うかもしれませんが、今は多くの方が心療内科に通院されています。
現在の症状に対して診断をしてくれますし、診断書なども出していただけます。
また症状に応じた処方をしてくれます、薬により随分心身が楽になることが多いです。
医師の適切な指示の下、回復に努めることが大切になります。
注意点としては、医師にも色々な方がいらっしゃいます。
相性もありますので、合わないと感じた場合には、セカンドオピニオンを求めることも考えてみてください。
現在の症状に対して診断をしてくれますし、診断書なども出していただけます。
また症状に応じた処方をしてくれます、薬により随分心身が楽になることが多いです。
医師の適切な指示の下、回復に努めることが大切になります。
注意点としては、医師にも色々な方がいらっしゃいます。
相性もありますので、合わないと感じた場合には、セカンドオピニオンを求めることも考えてみてください。
b) 身近な理解者を求めてください。
ご家族や友人の方など信頼できる方に今の気持ちをお話してみてください。
心理面での不調はご相談しづらいと思うかもしれません。
ただ、貴方を大切に思う方は必ず受け止めてくださいます。
勇気を持ってお話ししてみてください。
ご家族や友人も貴方が幸せであることを望んでいると思います
良き理解者が身近にいることで、とても安心できると思います。
心理面での不調はご相談しづらいと思うかもしれません。
ただ、貴方を大切に思う方は必ず受け止めてくださいます。
勇気を持ってお話ししてみてください。
ご家族や友人も貴方が幸せであることを望んでいると思います
良き理解者が身近にいることで、とても安心できると思います。
c) キャリアの専門家にもご相談ください。
医師は治療の専門家であり、ご家族は身近な理解者で居てくださいます。
また企業の人事職は現職でのサポートはしてくださると思います。
ただキャリアの相談になると、相談できる場所や人が少ない状況です。
・現職でのストレスの原因は何か
・今の不安や心配事をどう解決していけばいいのか
・(快復に向かってきた時に)これからどんなことにやりがいを持って生きて行きたいのか
・そのためにはどんな方法を取ればいいのか
一緒にキャリアのことを考えてくださる専門家がいると安心できるかと思います。
色々な方にぜひ相談されてみてください。
また企業の人事職は現職でのサポートはしてくださると思います。
ただキャリアの相談になると、相談できる場所や人が少ない状況です。
・現職でのストレスの原因は何か
・今の不安や心配事をどう解決していけばいいのか
・(快復に向かってきた時に)これからどんなことにやりがいを持って生きて行きたいのか
・そのためにはどんな方法を取ればいいのか
一緒にキャリアのことを考えてくださる専門家がいると安心できるかと思います。
色々な方にぜひ相談されてみてください。
3)制度を利用してお金と時間に余裕を
少し休みを取り、相談できる方などがいらっしゃれば、その後は会社との相談や各種制度を利用されると良いかと思います。
a) 会社と相談を
多くの会社では就業規則に休職の規定が載っていると思います。
人間関係のトラブルの際は、人事部と相談しながら休職届などを出されて制度を利用されてください。
また問題のある人物の処分や異動、自身の異動などの対応などもしてくださる場合があります。
会社自体に問題がある際には、人事部が対応しないことも考えられます。
労働組合や弁護士などとも相談することは可能ですが、心身が不調の際には難しい場合もあります。
その際には退職が最良の選択肢になるかもしれません。
人間関係のトラブルの際は、人事部と相談しながら休職届などを出されて制度を利用されてください。
また問題のある人物の処分や異動、自身の異動などの対応などもしてくださる場合があります。
会社自体に問題がある際には、人事部が対応しないことも考えられます。
労働組合や弁護士などとも相談することは可能ですが、心身が不調の際には難しい場合もあります。
その際には退職が最良の選択肢になるかもしれません。
b) 公的な支援制度を使いましょう
◆傷病手当金
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3040/r139/
病気で働けない間、最長1年6か月間、給与の何割かを受け取れる制度です。会社に相談しながら、加入保険組合に申請をします。
◆労災補償
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/pamphlet_faq.html
業務中に何らかの理由により、自己や病気になった場合の補償制度です。多く場合は、所属企業が手続きをします。
◆自立支援医療制度
https://www.city.kobe.lg.jp/a37430/kenko/health/kokoro/yakudatiseido/tsuiniryo.html
通院医療費の公費負担制度です。各自治体に窓口があるので、利用されてみてください。休職中で収入が少ない際の負担が大きく減ります。
◆精神障害者保健福祉手帳
https://www.city.kobe.lg.jp/a37430/kenko/health/kokoro/yakudatiseido/fukushitetyou.html
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/3_06notebook.html
税金や光熱費などの控除が受けられる場合があります。また障碍者枠の雇用も得られることがあります。手帳をお持ちの方は重度の障害を持っているイメージの方も多いですが、決してそうではありません。様々な症状に応じて、フルタイムの仕事がしづらい方などへのサポートになっている制度です。
★雇用保険(失業給付)
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_guide.html
退職した後、失業期間中の給付金を貰える制度です。最大3か月間、給付を受けられます。ハローワークで手続きをします。
主な制度としては上記のようなものがあるのですが、それぞれの方の事情により他の支援制度を受けられる場合があります。企業の就業規則、市町村の福祉課、ハローワーク、社労士、弁護士などにもご相談ください。
KOBE JOB PORT|職場環境にお悩みの方 ~労働相談窓口~(神戸市役所)
https://www.city.kobe.lg.jp/life/livelihood/kobejobport/zaishoku/onayami.html
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3040/r139/
病気で働けない間、最長1年6か月間、給与の何割かを受け取れる制度です。会社に相談しながら、加入保険組合に申請をします。
◆労災補償
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/pamphlet_faq.html
業務中に何らかの理由により、自己や病気になった場合の補償制度です。多く場合は、所属企業が手続きをします。
◆自立支援医療制度
https://www.city.kobe.lg.jp/a37430/kenko/health/kokoro/yakudatiseido/tsuiniryo.html
通院医療費の公費負担制度です。各自治体に窓口があるので、利用されてみてください。休職中で収入が少ない際の負担が大きく減ります。
◆精神障害者保健福祉手帳
https://www.city.kobe.lg.jp/a37430/kenko/health/kokoro/yakudatiseido/fukushitetyou.html
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/3_06notebook.html
税金や光熱費などの控除が受けられる場合があります。また障碍者枠の雇用も得られることがあります。手帳をお持ちの方は重度の障害を持っているイメージの方も多いですが、決してそうではありません。様々な症状に応じて、フルタイムの仕事がしづらい方などへのサポートになっている制度です。
★雇用保険(失業給付)
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/insurance/insurance_guide.html
退職した後、失業期間中の給付金を貰える制度です。最大3か月間、給付を受けられます。ハローワークで手続きをします。
主な制度としては上記のようなものがあるのですが、それぞれの方の事情により他の支援制度を受けられる場合があります。企業の就業規則、市町村の福祉課、ハローワーク、社労士、弁護士などにもご相談ください。
KOBE JOB PORT|職場環境にお悩みの方 ~労働相談窓口~(神戸市役所)
https://www.city.kobe.lg.jp/life/livelihood/kobejobport/zaishoku/onayami.html
4)今の状況はキャリア形成において決して不利にはなりません
休職や通院履歴は転職先に知られることはありません。
a) 休職することで、転職時に不利になるか
→ 面接や書類提出時に休職していることを相手側が知るすべがありません。
知られることがあるとすれば、こちらが敢えて伝えた時だけです。
ただ入社手続き時や入社後、労務などの手続き面から前年度の休職がなんとなく推測される場合もあります。
これは総務や経理などの部署での業務内容となり、採用時の人事は知ることはありません、また休職を伝えないことは選考基準になりませんので、問題ありません。
知られることがあるとすれば、こちらが敢えて伝えた時だけです。
ただ入社手続き時や入社後、労務などの手続き面から前年度の休職がなんとなく推測される場合もあります。
これは総務や経理などの部署での業務内容となり、採用時の人事は知ることはありません、また休職を伝えないことは選考基準になりませんので、問題ありません。
b) 心療内科医への通院履歴が転職先に知られることがあるか
→ どのような病気であれ、通院歴を知ることができる人は志願先企業にはいません。
書類選考や面接時に伝える義務もありませんし、向こうが尋ねることもできません。
ただこちらから配慮(労働条件など)をお願いする際には、伝えたほうが良い場合もあります。
企業の健康保険組合は別組織のことがほとんどであり、また組合員の個人情報は勤務先に伝えられることは決してありません。
書類選考や面接時に伝える義務もありませんし、向こうが尋ねることもできません。
ただこちらから配慮(労働条件など)をお願いする際には、伝えたほうが良い場合もあります。
企業の健康保険組合は別組織のことがほとんどであり、また組合員の個人情報は勤務先に伝えられることは決してありません。
5)新しい居場所に向けて
貴方の居心地が良い場所を見つけましょう。
心と体が、今の環境を嫌がっているのが現在の状況です。
それは、貴方が責任感や感受性がとても豊富で、誰よりも繊細だからこそ、今の場所よりも新しい場所を求めているのだと思います。
各種専門家とご相談しながら、これからどんな生き方をしたいか、どんな働き方が良いか、ゆっくり考えていければと思います。
まずは少しずつ今までに行ったことがない場所に行ってみたり、新しい人出会ったりすることも良いかもしれません。
また地域のボランティアなどで、少しずつ新しいやりがいを探すのも一つの方法だと思います。
他に自治体や医療団体でもリワーク(職場復帰)へ向けたプログラムなども用意していることがあります。
それらを利用することも良いと思います。
神戸市役所
https://www.city.kobe.lg.jp/a95295/kenko/handicap/syakaikatdudou/shurou/s048.html
日本うつ病リワーク協会 リワーク施設一覧/近畿地方
https://utsu-rework.org/list/area6/
心と体の不調で、休職されている方は20~50万人いると言われています。
決して一人ではありません。
また今までとは異なる新しいキャリアを築く良い機会でもあると思います。ゆっくり休み、少し余裕が出来たら、また新しい一歩を進めてみましょう。
弊社も貴方の新しいキャリアを築く支援が出来ればと考えております。
どうかご自身の心を大切になさってください。
心と体が、今の環境を嫌がっているのが現在の状況です。
それは、貴方が責任感や感受性がとても豊富で、誰よりも繊細だからこそ、今の場所よりも新しい場所を求めているのだと思います。
各種専門家とご相談しながら、これからどんな生き方をしたいか、どんな働き方が良いか、ゆっくり考えていければと思います。
まずは少しずつ今までに行ったことがない場所に行ってみたり、新しい人出会ったりすることも良いかもしれません。
また地域のボランティアなどで、少しずつ新しいやりがいを探すのも一つの方法だと思います。
他に自治体や医療団体でもリワーク(職場復帰)へ向けたプログラムなども用意していることがあります。
それらを利用することも良いと思います。
神戸市役所
https://www.city.kobe.lg.jp/a95295/kenko/handicap/syakaikatdudou/shurou/s048.html
日本うつ病リワーク協会 リワーク施設一覧/近畿地方
https://utsu-rework.org/list/area6/
心と体の不調で、休職されている方は20~50万人いると言われています。
決して一人ではありません。
また今までとは異なる新しいキャリアを築く良い機会でもあると思います。ゆっくり休み、少し余裕が出来たら、また新しい一歩を進めてみましょう。
弊社も貴方の新しいキャリアを築く支援が出来ればと考えております。
どうかご自身の心を大切になさってください。