1回目:知識編はこちら
転職において、書類選考が通過しないことはありませんか?
書類作成において、最も大切なことは「会ってみたい」と人事の方に思っていただく書類を作ることです。その為に必要な情報とテクニックを2回に渡ってお伝えいたします。
2回目は、他の志願者に差を付けるために知っていただきたい「書き方」をお伝え致します。
職務経歴書の基本的な作成方法は、各転職情報サイト(マイナビ、リクナビ等)で見ることができます。ただし、そのまま書いても「魅力的な人物」とは志願先企業には映りません。様々な意図を含めた戦略的な文章を作る必要があります。
①人材紹介会社のサンプルの問題点

サンプルから改善点を探っていきましょう。
サンプル全文はこちらから拝見できます。
https://www.r-agent.com/guide/article1690/
※サンプルはリクナビに見本として掲載されている法人営業の方向けの職務経歴書です。
【サンプルの問題点】
私がこちらを拝読してまず受ける印象としては、
・職務経歴の実績からとても仕事ができる方だとは推定できる。(サンプルという点を加味しています)
・活かせる経験では、スキル面での実際にどのような場面でどう自分のスキルを活かしたのか、具体例に乏しい。
・自己PRでは、ビジネス面でのアピールは見えるが、人材業界で仕事をする軸が見えない。どのような想いで仕事をしているのか知りたい。(ただし、履歴書に別途「志望動機」「長所」などを書いている可能性があります)
サンプル全文はこちらから拝見できます。
https://www.r-agent.com/guide/article1690/
※サンプルはリクナビに見本として掲載されている法人営業の方向けの職務経歴書です。
【サンプルの問題点】
私がこちらを拝読してまず受ける印象としては、
・職務経歴の実績からとても仕事ができる方だとは推定できる。(サンプルという点を加味しています)
・活かせる経験では、スキル面での実際にどのような場面でどう自分のスキルを活かしたのか、具体例に乏しい。
・自己PRでは、ビジネス面でのアピールは見えるが、人材業界で仕事をする軸が見えない。どのような想いで仕事をしているのか知りたい。(ただし、履歴書に別途「志望動機」「長所」などを書いている可能性があります)
②職務経歴を改善するための戦略を練りましょう

【サンプルの改善点】
それを踏まえて、改善点は2点です。
主に『活かせる経験』と『自己PR』をアレンジしていくことになります。
・「人柄」「スキル」の2点からコンセプトを作り、自分をセルフプロデュースしていく。
・そのコンセプトに沿った具体的なエピソードを再構築していく。
今回、私が想像して書いていますが、実際には相談者様のキャリアカウンセリングが必要です。
主にお聞きしていく点は以下の点です。
・今までにどのような想いで個人やチームで仕事をしてきたのか。
・業務での課題はどんな点があったのか、それをどのような取り組みを経て解決してきたのか。
・それらの経験の中から、最も志願先企業に響き、自分らしいエピソードを選んでいきます。
これはサンプルなので、現在手元にある書類からコンセプトを作るならば、以下のようにアピールしていきます。
・人柄:他者を巻き込み、信頼に応える熱意、人財への想い
・ビジネススキル:課題発見と解決力、マネジメント能力
理由としては、
・取引先との信頼関係の構築が上手い。取引先や自社社員も巻き込む力がある。表彰制度の導入などの周りを巻き込む行動や熱意があるエピソードが多い点。
・ヒアリングによる課題の発見、チーム内での課題を見つける視野の広さ、また課題を仮説だけでなく、素早い行動によって解決していく姿勢が多く見受けられる点。
が挙げられます。
以上を元に、実際に『活かせる経験』と『自己PR』を再構築していきます。
それを踏まえて、改善点は2点です。
主に『活かせる経験』と『自己PR』をアレンジしていくことになります。
・「人柄」「スキル」の2点からコンセプトを作り、自分をセルフプロデュースしていく。
・そのコンセプトに沿った具体的なエピソードを再構築していく。
今回、私が想像して書いていますが、実際には相談者様のキャリアカウンセリングが必要です。
主にお聞きしていく点は以下の点です。
・今までにどのような想いで個人やチームで仕事をしてきたのか。
・業務での課題はどんな点があったのか、それをどのような取り組みを経て解決してきたのか。
・それらの経験の中から、最も志願先企業に響き、自分らしいエピソードを選んでいきます。
これはサンプルなので、現在手元にある書類からコンセプトを作るならば、以下のようにアピールしていきます。
・人柄:他者を巻き込み、信頼に応える熱意、人財への想い
・ビジネススキル:課題発見と解決力、マネジメント能力
理由としては、
・取引先との信頼関係の構築が上手い。取引先や自社社員も巻き込む力がある。表彰制度の導入などの周りを巻き込む行動や熱意があるエピソードが多い点。
・ヒアリングによる課題の発見、チーム内での課題を見つける視野の広さ、また課題を仮説だけでなく、素早い行動によって解決していく姿勢が多く見受けられる点。
が挙げられます。
以上を元に、実際に『活かせる経験』と『自己PR』を再構築していきます。
③【オフィスリトルパートナーが提案する新しい『活かせる経験』と『自己PR』】

【オフィスリトルパートナーが提案する新しい『活かせる経験』と『自己PR』】
※書き直したサンプル
■潜在的な課題の発見と解決力
企業様においては、自社の課題を把握されていないケースは少なくありませんでした。私が新人時代より行ってまいりました業界や顧客分析、また幅広い業界での営業経験を活かし、早い段階からクライアントに対して十分なヒアリングと、潜在的な課題の把握に努めました。
また課題発見から、すぐにその解決方法を数字ベースで提示し、担当者同士だけでなく、双方の実務者同士の協議の場を設け、早期の課題の解決に導くことを継続しました。
例えば、A社において、私が担当した当初、金融事務スタッフの求人案件がありました。私はこの案件の詳しくヒアリングしたところ、スタッフが早いサイクルで離職することを繰り返していることが明らかになりました。そこで私はその原因を30代前後のスタッフを多く採用していることにより、子育てなどの家庭事情のために離職していると推察し、取引先の人事担当者と弊社キャリアカウンセラーと協議を重ね、募集スタッフを安定した時間が取れる世代に絞ることにより、課題の解決を図りました。その後、安定した雇用と人材活用が出来ているとA社より感謝の言葉を頂き、新たな取引へと繋がっております。
■組織のモチベーター
「リーダーは最大のモチベーターである」という信念を大切に、20xx年にリーダー、20xx年にマネージャーとなってからは、チームやグループの業績を上げること、メンバーのモチベーションを最大化することに力を注いできました。
例えば、営業スキルにおいては個々に差があります、そこで営業成功事例をマニュアル化し、スキルに関わらず一定の成果を挙げられるようにしました。また業務量が比較的多いために、体調とメンタルの状態を報連相に組み込み、ワークライフバランスを意識し、システムとしてもグループ内でのノー残業制度と、支社の表彰制度にグッドプラクティス賞を導入することで、メンバーの業務効率を最大化しました。結果、最も競争の激しい新橋エリアにおいても、達成率を年々更新することができるほどのグループでの一体感を得られました。
■自己PR
私が業務において、意識していたことは「早さ」と「質」です。
人材営業職ではサービスの質に差が少なく、営業職の対応がクライアントとの関係構築に大きく関わっておりました。そこで私が大切にしていたことは、クライアントのニーズやアクションには素早く応えること、またそのリアクションには必ず目的意識を持ち、要求された以上の答えを返して、信頼を築いて参りました。
またクライアントに派遣するスタッフに対しても、フォロー回数アップや企業担当者とのコミュニケーションを通して、双方が仕事をするやりがいを実感していただき、人財を扱う大切さと喜びを業務を通して実現してきました。
※ここがポイント
1.表面的な事象だけを話すのでなく、自分の経験に基づいて起承転結を付けます。
2.具体的な事例を必ず挙げます。
3.取引先、同僚からの声、変化なども載せます。
他に、職務経歴の改善としては、
・比較的若手の方と考えると、逆編年体を使い、直近の業務内容を最上位に持っていきます。
・数字での実績は、売り上げでは実力が見えません。達成率を最優先とするべきでしょう。
・ポイントもグループ内でのマネジメント実績を入れるべきです。
※書き直したサンプル
■潜在的な課題の発見と解決力
企業様においては、自社の課題を把握されていないケースは少なくありませんでした。私が新人時代より行ってまいりました業界や顧客分析、また幅広い業界での営業経験を活かし、早い段階からクライアントに対して十分なヒアリングと、潜在的な課題の把握に努めました。
また課題発見から、すぐにその解決方法を数字ベースで提示し、担当者同士だけでなく、双方の実務者同士の協議の場を設け、早期の課題の解決に導くことを継続しました。
例えば、A社において、私が担当した当初、金融事務スタッフの求人案件がありました。私はこの案件の詳しくヒアリングしたところ、スタッフが早いサイクルで離職することを繰り返していることが明らかになりました。そこで私はその原因を30代前後のスタッフを多く採用していることにより、子育てなどの家庭事情のために離職していると推察し、取引先の人事担当者と弊社キャリアカウンセラーと協議を重ね、募集スタッフを安定した時間が取れる世代に絞ることにより、課題の解決を図りました。その後、安定した雇用と人材活用が出来ているとA社より感謝の言葉を頂き、新たな取引へと繋がっております。
■組織のモチベーター
「リーダーは最大のモチベーターである」という信念を大切に、20xx年にリーダー、20xx年にマネージャーとなってからは、チームやグループの業績を上げること、メンバーのモチベーションを最大化することに力を注いできました。
例えば、営業スキルにおいては個々に差があります、そこで営業成功事例をマニュアル化し、スキルに関わらず一定の成果を挙げられるようにしました。また業務量が比較的多いために、体調とメンタルの状態を報連相に組み込み、ワークライフバランスを意識し、システムとしてもグループ内でのノー残業制度と、支社の表彰制度にグッドプラクティス賞を導入することで、メンバーの業務効率を最大化しました。結果、最も競争の激しい新橋エリアにおいても、達成率を年々更新することができるほどのグループでの一体感を得られました。
■自己PR
私が業務において、意識していたことは「早さ」と「質」です。
人材営業職ではサービスの質に差が少なく、営業職の対応がクライアントとの関係構築に大きく関わっておりました。そこで私が大切にしていたことは、クライアントのニーズやアクションには素早く応えること、またそのリアクションには必ず目的意識を持ち、要求された以上の答えを返して、信頼を築いて参りました。
またクライアントに派遣するスタッフに対しても、フォロー回数アップや企業担当者とのコミュニケーションを通して、双方が仕事をするやりがいを実感していただき、人財を扱う大切さと喜びを業務を通して実現してきました。
※ここがポイント
1.表面的な事象だけを話すのでなく、自分の経験に基づいて起承転結を付けます。
2.具体的な事例を必ず挙げます。
3.取引先、同僚からの声、変化なども載せます。
他に、職務経歴の改善としては、
・比較的若手の方と考えると、逆編年体を使い、直近の業務内容を最上位に持っていきます。
・数字での実績は、売り上げでは実力が見えません。達成率を最優先とするべきでしょう。
・ポイントもグループ内でのマネジメント実績を入れるべきです。
最後に

上記の少し、『活かせる経験』と『自己PR』をご覧になって、「会ってみたい」と思うような人物像が浮かんできたでしょうか。
弊社ではご相談者様と一緒に考えながら、上記のような職務経歴書の作成をアドバイスしております。
書類作成の際にお悩みでしたら、ぜひご相談ください。
弊社ではご相談者様と一緒に考えながら、上記のような職務経歴書の作成をアドバイスしております。
書類作成の際にお悩みでしたら、ぜひご相談ください。